「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展を見に行ってきました

GW中とはいうものの、今年は暦の関係もあって前半戦は「普通の休み」という感じですね。
とはいえ、遠出をすると混んでいるので、都内の近場で遊ぶことに。
ということで、まずは国立博物館でやっている「蔦屋重三郎 コンテンツビジネスの風雲児」展を見に行ってきました。


NHKの大河ドラマの影響が大きい特別展。
そのせいか、見学に来られている方も大河ドラマを見ている人が多いみたいです。
私はと言うと、大河ドラマは1回も見ていません(笑)。

展示物を見ていて驚いたのは庶民向けの本でも、こんなに細かいの?

江戸時代の本って「木版印刷」ですよね。
日本語の場合には「漢字」「平仮名」があって、平仮名は流れるような文字。
これを活版印刷で作るのは難しかったはず。
それなのに、まるで墨で書いたように綺麗な文字。それに加えて細かい絵。これって、原版を木に彫っているんですよね。
まるで、紙に文字や絵を描いているみたいで、印刷物とは思えない美しさ。

デザインをする人、木版を彫る人、印刷する人たちのチームワークで1冊の本が完成しているんでしょうが、すべてが手作業。
手間もかかるし、木版を彫るなんていってみれば1発勝負で作っているんですよね。
印刷だって、綺麗に印刷するのは大変。
どの工程も熟練の技術者あってのこと。
いったい、今同じことをやったら人件費だけでどのくらいかかるんだろうか?なんて考えたりしながら、これが、一般庶民向けに作って、売られていたって凄いですね。

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