バスで完全キャッシュレスの実証実験をするそうです

東京に関して言えば、キャッシュレスが一番進んでいるのが公共交通機関なのでは?って思っているのですが、国土交通省から2024年秋以降にバス路線10程度で、「完全キャッシュレス」の実証実験を始めるとのニュースがでていました。


対象となる路線は

・利用者が限定的な路線(空港・大学・企業輸送路線など)
・外国人や観光客の利用が多い観光路線
・様々な利用者がいる生活路線で、キャッシュレス決済比率が高い路線
・自動運転など他の実証運行を同時に行なう路線

のような特徴がある路線のようです。
個人的に疑問に思うのは、バスの中でチャージが不足していることに気付いたときはどうするんでしょうね。
オートチャージがあるとか、スマホでチャージができる、クレカのタッチ決済なら問題ないでしょうが、普通の交通系ICとかだと気が付いたら残不足ってあるんですよね。

なぜバスで実証実験をするのか?

その目的は、バスの運転手不足などへの対応だそうですが、キャッシュレスにしたらバスの運転手の業務って楽になるのでしょうか?
それよりも、キャッシュレスにすることで、現金の管理が不要になるし、運賃箱等の設置・更新、メンテナンス費用が不要になること。乗降客がスムーズになることで定時運行が確保しやすくなることのメリットの方が多くなるように思います。

運転手さんについていえば、キャッシュレスに対応できていない客への対応で、カスハラとか増えないか心配ですね。

ちなみに、バスの現金決済比率って10%程度。路線によっては1%未満というところもあるそうです。
思った以上にキャッシュレス化が進んでいるんですね。

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