いまやっている、仕事の案件。
チームの1名に案件から外れてもらうことにしました。
理由は、こちらが求めている水準の結果を出してもらえないから。
そして、最後の決め手は他のメンバーから「あの人が抜けて忙しくなっても、精神的にはいないほうが助かる」という言葉でした。
本人には、案件自体の費用が想定より多くなっているので、体制の見直しを図ると説明されるそうです。
この方の案件への取り組みをみていると、「こうやって人は信用を失っていくのか」ということがわかったのと、逆に、自分も気を付けないといけないと気づくことも多かったです。
これから、数回にわたって「どうやって信頼を失っていくのか?」を書いてみたいと思います。
彼が信頼を失った大きなきっかけは、ファーストインプレッションが悪かったこと。
彼は、メンバーの1名が他のチームに移動になったので、その代替要員としてやってきました。ボスがそのメンバーがやっていた仕事をお願いしたのですが「なんで、俺がこんなことするの」って思っていることが明らかな態度を示しました。
前いたメンバーとは職位も同じだし、職位に見合った仕事をお願いしたのですが・・・・。
しかも、その仕事を始めると
- 仕事をやるのが遅い
- 出来あがったアウトプットのレベルが低い
仕事の内容によっては得手・不得手があるので「この人にとっては不得手だったのかな」となればよかったのですが、最初の嫌な顔をしたことが印象を悪くしていました。
あたかも、「自分はできる人間なのに、なんでこんなことをさせるの」という態度をしていたために、そんな単純なことすらできないの?と思われてしまったのです。
これで、ボスの第一印象は最悪のものになってしまいました。
他の仕事をお願いしても同じように「明らかに嫌であることがわかるような態度を示す」「仕事をやるのが遅い」「アウトプットのレベルが低い」が続きました。
こうなると得手・不得手の問題よりも、本人の能力の問題のようでした。ただ、ファーストインプレッションが悪かったのが致命的で、彼のフォローに入ったり、アウトプットの修正を行うと「イライラする」となってしまい、「あの人が抜けて忙しくなっても、精神的にはいないほうが助かる」という言葉になったようでした。
ということで、仕事を頼まれたときには「嫌な顔をしない」ことが大切だと思います。
それと、その仕事が自分の能力を超えているときや、時間的に厳しいときには、はっきりと伝えることも大切だと思います。(もちろん、パワハラ気質の上司にやってしまうと別の意味で大変ですが)
コメント
コメントを投稿