キャッシュカードが盗まれて、不正出金される事件。
このようなケースでは、警察や銀行協会、銀行員を名乗る者が訪問してカードを預かる手口が多いようですが、「男性が貴方名義のカードを使って給油した、偽造事件かもしれない。金融庁の者が向かうのでキャッシュカードを渡して」と言われて訪問した自称・金融庁職員にキャッシュカードを渡してしまい、100万円が出金される被害があったそうです。
記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/8b205c3108a7d242f08c58bb2d1c64c9251440b0
こういう事件をみているとツッコミどころが多くて、金融機関出身者なら絶対に思いつかないだろうな・・・という内容で騙しているんですよね。
だから、騙される人って問題ないの?って思ってしまいます。
どのあたりがツッコミどころかといえば、
- 金融庁職員が訪問するなんてありえない
- キャッシュカードが偽造されて、なんでガソリンスタンドで買い物される
事件性があるなら、警察官が事情聴取に来るはずだし、カードを預からなくても銀行が端末を操作すれば簡単に口座の利用停止ができるます。
だから、金融庁や銀行協会、銀行員が預かりに行くなんてありえません。
また、キャッシュカードでは買い物ができません。
デビットカード付のカードなら買い物される可能性がありますが、日本国内では、ほぼ100%がICカード取引になっているので、偽造カードが店舗で利用される可能性はありません。
このような事件では、被害者自身が暗証番号を教えてしまっているので、銀行の不正送金の補償対象外となるケースがほとんどです。
取り戻そうとすると、犯人に対して請求することになるのですが、一般的に逮捕されるのは受け子で、しかも金を持っていない人たちだから、取り戻すのは無理。
結局、泣き寝入りとなっていまいます。
どうやれば被害を防げるのか?
警察官を名乗る者から電話があったら、折り返しで警察署に電話する。
金融庁、銀行協会、銀行員が訪問するからカードを預けては、絶対に詐欺!なので相手にしないことです。
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