オリンピックを騙るフィッシングに気を付けよう

パリ五輪がやっていますね。
銀行員時代、不正送金などの対策をやっていたいのですが、オリンピックやワールドカップなどの大きなスポーツイベントが開催されるときには、被害が大きくなっていました。
とくにクレジットカードやデビットカードの被害が多かったようです。
具体的には、毎月一定額が請求される!と言うものなんですが、この手口の怖いのは、高額ではないので気づくのが遅れる傾向があることです。

原因を調べるために、被害者の方にヒアリングをすると次のような特徴がありました。

  1. オリンピックが無料でみれるサイトがあると誘導される
  2. 手続きのためにクレジットカードの登録が必要
  3. クレジットカード(デビットカード)の情報を入力する。
このクレジットカードを登録したサイトですが、有料サイトになっていて、毎月5,000円~10,000円ぐらいが利用料として引き落とされるのです。
そのことは、クレジットカード情報を入力する画面にしっかりと書いてあるのですが、無料と思い込んでいる人たちは、その情報を見ていないようです。
しかも、相手は海外のサイトになっていて解約することができないのです。



こうなると、カード会社側で勝手に解約って難しんですよね。
一応は、契約は成立しているので、カード会社側では詐欺なのか、きちんとした契約行為なのか確認ができないのです。
こういうときには、「越境消費者センター」に相談するように誘導して、解約手続きの方法を相談するようにと案内していました。

このような手口のほかにも、オリンピックが無料で見れるなどといってクレジットカード情報を入力させてたりして、その情報を使って高額な商品を購入されるような被害もありました。

ただ言えることは、無料で見れるなんて甘い言葉を信じちゃいけないし、クレジットカードを登録するって、何らかの支払いが発生するということ。
無料よりも高い事なんてないんだということを意識してほしいなって覆います。

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