健康保険証での本人確認廃止って、当たり前すぎでしょ!

銀行やクレジットカードを契約するときに必要となる「本人確認書類」。
警察庁が12月2日に健康保険証が廃止されるのに合わせて、銀行口座開設時などの本人確認書類として利用できなくする方針を決めたそうです。
パブリックコメントを経て、犯罪収益移転防止法施行規則を改正する流れだそうです。

ヤフコメを読んでいると、自称・専門家の方のなかには「マイナンバーカードは必須でないのに実質的な取得強制をさせるようにするのはけしからん(怒)」というようなことを書いている人もいます。

今回の流れって、FATFの第5次審査に向けて、本人確認の厳格化を求めているものであって、本人確認書類として問題がある”健康保険証”を認めないという当たり前の流れのように思います。むしろ、こういう決定がなされるのは遅かったと思います。


そもそも、本人確認書類として利用されるためには

  • その書類が本人のものであることが特定できる(顔写真などがある)
  • 本人だと特定できる情報が印字されている(住所などが印字されている)
  • 偽装カードが容易に発見できる
ことが必要だと思います。
健康保険証については、
顔写真はなく、住所は本人が手書き、各保険組合でデザインが異なりICチップもないので偽造が容易でありながら、偽造カードを識別することが困難。
こんなカードが本人確認書類として利用されていたことが問題なんですよ。

マスコミの悪意なのか、警察庁の広報が悪いのかわかりませんが、
FATFのことをきちんと説明したうえで、本人確認の厳格化の観点てm現状の健康保険証を維持させることは問題が大きいこと。そのために、保険証の廃止に合わせて、犯収法施行規則を改訂して保健証での本人確認をマネロン対策の観点で廃止する。
としっかり伝えるべきかと思います。

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