兵庫県知事のパワハラ問題。まずはパワハラの定義をきちんと報道すべきでは?

兵庫県知事の問題のせいで「パワハラ」が大きなニュースになっています。
ちなみに、パワハラの定義を改めて厚労省のWEBサイトで見てみると

  1. 優越的な関係を背景とした言動
  2. 業務上必要かつ相当な範囲を超えていること
  3. 労働者の就業環境を害している
の3つのすべての要素を満たすものだそうです。
マスコミも報道をするなら、「パワハラ」の定義をしっかりと伝えたうえで、兵庫県知事が「パワハラ」をしていたかだけでなく、今、会社でパワハラを受けている人は、どのような対応ができるのか?と言う点も伝えてほしいな~って思います。

今回の兵庫県知事の問題を見ていると、「自分が考えていることは絶対に正しい」「自分以外の人間は自分よりも劣っている」「絶対に自分のミスは認めないし、謝罪はしたくない」という頭が良い人の典型的な態度をとっているようですね。
こういう人の典型が、大阪市長や府知事をやっている(やっていた人)に多いような。なんとなく”類は友を呼ぶ”という言葉を思い出してしまいました。


ちなみに、パワハラの被害に遭ったときの対応については厚労省のWEBサイトには

  • はっきりと意思を伝える
  • 会社の相談窓口に相談
  • 都道府県労働局への相談
と記載されていました。

とはいえ、今回のケースについては
はっきり伝えると記者会見をつかって人格否定
相談窓口である人事は県知事の味方
まして、労働局は県の機関

どこも第三者的立場で対応してくれそうにはないですね。
県のトップが「パワハラ」をしたのでは?と言われていることを考えると、兵庫県に勤務されている方は悲劇ですね。

こうなると、議会がどうにかしないといけないのに、支援している政党のトップは同じ傾向の人。
いやはや、悩ましい問題だなと思います。

ここまでくると、厚労省や厚生労働大臣が入って「パワハラ問題」の積極的な調査をやって、そのうえで、本当にパワハラが行われていた場合には、兵庫県にペナルティを課したり、いわゆる「業務改善命令」みたいなものを出して、見せしめにすることも必要なのではとか思ったりします。


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