偽造身分証が横行しているそうです そろそろマイナカードを利用した本人確認を義務付けるべきでは?

お久しぶりのブログです。
早いもので今の会社に転職して2年が経ちました。
相変わらずAMLに関連する仕事をしているのですが、そんななかで気になるニュースが出ていました。


【ニュースの内容は?】

偽造した運転免許証などの身分証で、クレジットカードやキャッシュカードが不正に作成される事件が相次いでいる。捜査関係者は「偽造技術が高く、偽物と見抜くのは難しい」と指摘。申請手続きがオンラインで完結し、身分証のチェックが甘い業者が狙われており、専門家は「より成り済ましが難しい本人確認の手法を普及させるべきだ」と話す。

ということだそうです。

金融機関などではeKYCというシステムをつかって、スマホのカメラで免許証など撮影させて、本人の顔写真と一致しているか、厚さがおかしくないか?フォントがおかしくないか?などをチェックしています。
この記事を見る限りでは、eKYCも限界がきたのかな?って感じすらします。

この記事で書いている「なりすましが難しい本人確認の手法」となれば、あまり人気がないマイナカードのICチップを利用した本人確認しかないでしょうね。
基本的に偽造ができませんので、現時点では最も安全な本人確認手段です。
あとは、免許証のICを使うとかもありますよね。

こういうことを書くと、マイナカードも偽造されたじゃないか!って言う人が少なからずいるんですが、あの偽造は券面が偽造されたのであって、ICチップまでは偽造されていません。(というか、現状ではICチップの偽造はできません。)

正直なところ私的には、なんでもかんでもマイナカードを使って本人確認する必要はないと思っていて、最低限、犯罪収益移転防止法で本人確認が求められる取引は必須にすべきなのではないかな?って思います。

政府がマイナカードの本人確認の安全性をもっと説明していけばいいのですが、前の大臣様が全くロジを無視して、乱暴に導入を急いだのがよくなかったですね。
あれのせいで信用が失われてしまいましたので、マイナスからの説明が必要かと思いますが、このあたり、プロの力を借りてでも安全性をアピールしていかないといけないのではって思います。

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