12月2日で「健康保険証」が廃止されました。
これから1年をかけて、マイナ保険証の利用へ切り替えを進めて行くステージに変わったという事かと思いますが、今回のマイナ保険証への1本化のニュースを見ていると、記事を書いた人の問題なのか、マスコミの体質なのか知りませんが、世論をミスリードするような情報発信が多いように思います。
■これってミスリードでは?
そんななかで気になったニュースが、マイナ保険証利用時のシステムトラブルを経験した人が多いように記載したこの記事です。
『マイナンバーカードの保険証としての利用率について紹介したが、実際に使用時でのトラブルなどはどうだろうか。「マイナンバーカードを保険証として利用した際に、トラブルを経験したことはあるか」と質問したところ、最も多かったのは、「医療機関がマイナ保険証に対応していなかった」で8.8%だった。次いで「認証システムがうまく動作せず、認証に失敗した」が7.2%、「カードの暗証番号を忘れてしまった」が6.7%、「医療機関の受付でシステムが混雑していて時間がかかった」が6.7%で、システムトラブルを回答する人が6~7%いたことが判明した。』(オトナライフ)
この記事にあるマイナ保険証のトラブル
✔医療機関がマイナ保険証に対応していなかった
✔認証システムがうまく動作せず、認証に失敗した
✔カードの暗証番号を忘れてしまった
✔医療機関の受付でシステムが混雑していて時間がかかった
って、マイナ保険証のシステムトラブルでしょうか?どっちかと言えば病院の問題、ユーザーの問題であって、これをマイナ保険証のシステムトラブルですって言われると、管理している人たちが可哀そうです。
これって、銀行で言えば
- コンビニATMに行ったら、自分の利用している銀行が対応していなかった
- 暗証番号を忘れたので取引ができなかった
- ATMが混んでいたので時間がかかった
これのどこがシステムトラブルなんでしょうか?単なるクレームレベルで処理される内容じゃないでしょうか。
システムトラブルといったら、
- マイナ保険証を管理しているシステムがダウンした
- マイナ保険証を管理しているシステムとの通信に時間がかかっている
- マイナ保険証を管理しているシステムのデータ更新が想定よりも遅れている
それなのに、病院やユーザーの問題をシステムが悪いように言うのは、記者さんの社会常識の欠如ぶりを感じます。
■こういう姿勢が選挙結果に・・・
最近の選挙でSNS情報を信じて、マスコミの情報は間違っている、嘘を誘導しようとしているという主張が出ていました。
SNSが正しい情報かと言えば注意が必要ですが、マスコミが正しい情報を伝えていないのは間違いないように思います。
このあたり、私たちも、マスコミであっても、SNSであっても情報が正しいのか?は疑うことが大切みたいですね。
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