金融機関で働く人にとって「マネロン・テロ資金供与対策」は、基本知識として知っておくべきレベルになっています。
銀行のマネロン担当者と話をしていて思うのは、メガやネット系の担当者は結構知識があるけども、地銀以下の担当者は知識不足が酷いなというケースが少なくありません。
最近ではイオン銀行とか、羽後信用金庫でマネロン・テロ資金供与対策が不十分だとして業務改善命令がでていますが、恐らく、来年度は地銀でも数行に処分がでるのでは?って個人的には思っています。
ということで、銀行等でマネロン等の対策に関係する部署にいる方に是非読んでもらいたいのが「マネロン・テロ資金供与対策キーワード144」です。
この本の何がいいかと言えば、金融庁のマネロンガイドラインに沿った内容になっていること、FATFなどの見解も踏まえた内容になっていること。
金融庁が出しているマネロンガイドラインって、法律ではないけど、法律に準じる扱いとなっているので、銀行は絶対に守らないといけないんです。
ガイドラインは漠然と書かれていて、詳しいことはFAQで理解しないといけない構成になっているので、かなり詳しく読み込まないと理解が難しいのですが、この本はその点が上手く整理されていると思います。
すでに、マネロンの知識がある人にとっても、資料を作成するときとか、説明をするときに使うと便利ですね。
ちなみに私は後者で利用しています。
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