貸金庫の予備鍵を本部集中にする銀行が増えていますね

 日経新聞を読んでいたら、第四北越銀行が貸金庫の予備鍵を本部集中保管に変更するというニュースが出ていました。
三菱UFJ銀行の事件以来、貸金庫対策としては
 ・貸金庫を廃止する
 ・貸金庫を残す場合には予備鍵を本部集中に変更
という方向になっているようですね。


行員が貸金庫内の保管された貴重品を盗難するなんて予想外でしたが、現実として事件が発生した以上は、このような対策は必要でしょうね。

とはいえ、今までは「現金が保管されているかもしれない?でも、行員が調べることできないよね」で整理できていたのに、今回の事件で「貸金庫の中に現金が保管されている」ことが明らかになりましたよね。

金融庁からの通達などをみても、マネロン等対策の観点で貸金庫の中に現金を保管させないための対策が求められるようになっていますよね。そうなると、貸金庫の中身をどのように管理していくか?という問題があるんですが、そこについては検討している金融機関って少ないように思います。

結局、マネロン対策を考えると、貸金庫廃止が一番有効なように思います。

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