証券会社の口座乗っ取り被害ですが、大手証券会社が「原状回復」の方針なのに対して、ネット系は補償率50%を検討しているというニュースが出ていました。
ネット系のほうが被害が多発しているだろうし、全額補償となれば経営的なダメージも大きいのはわかります。
ただ、銀行の不正送金の補償と比較するとき、補償率50%を金融庁は認めるんだろうか?って思いますね。
補償率50%とするには、ネット証券会社側が適切なセキュリティ対策を実施していて、契約者の過失が大きいことが必要なはず。
おそらく、ネット証券にログインするためのIDやパスワードはフィッシングで盗まれたんでしょうが、どういう経路で盗まれたのかを特定できて、そこに契約者の過失があることを証明するとなると、契約者側の責任を追及するって難しいんですよね。
おまけに、証券会社側は銀行に比べると決して十分と言えるセキュリティ対策をとってきていない。
それなのに、銀行はよほどの預金者の過失がなければ全額補償をしているので、証券会社は半額の補償でいいとするのは難しいと思うんですが・・・・
さて、どういう結果になるんでしょうか?
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