金融庁が運転免許証の画像で行う本人確認手続きを早期に廃止するよう要請

 金融庁が銀行業界に対して、オンラインや郵送で口座開設を行う際に、運転免許証の画像を使った(eKYC)を早期に廃止することを求めたというニュースが出ていました。

最近の不正口座開設が増えていることを考えると、必ずしもeKYCが効果のある本人確認方法か?という点はありますよね。
ただ、
窓口の職員が偽造した免許証を発見するよりも、eKYCのほうが精度が高いんです。

最近の金融庁の考え方はマイナンバーカードや免許証のICチップ利用に誘導したいし、店頭でもそちらに持っていきたいことは見えていました。
FATFの5次審査もあるなかで不正口座が大量に作成されています。その原因は本人確認のシステムに問題ありますなんて最悪ですからね。
そういうこともあってICチップを利用した本人確認へ移行させる方向で動いていたので、大きな金融機関やネット系ならすぐに対策可能。地銀であっても年度内には可能って判断したんでしょうね。

それと、政府の考え方って、金融機関を先行してやって、それを社会全体に広めていくというやり方をするので、今回の運転免許証の画像を使った(eKYC)を早期廃止というのは、社会全体としてICチップ利用を標準にするという政府の意気込みなんだろうな~って感じました。


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