クジラの座礁と地震を紐づける人ってマクロ的な視点が欠けているようですね。

 先日のカムチャッカ半島で地震が発生した際に、千葉の海岸にクジラ4頭が座礁していたようですね。


この件についてSNSなどでクジラと地震を関連付けようとする投稿が見られたり、専門家が証拠がないと言っているという記事に対して、ヤフコメ上で「そんなはずはない!」というような書き込みをしている人がいますね。

クジラは人間にはない鋭敏な感覚器を持っているようですし、地震にともなう海底の振動だったり、電磁波の乱れなどを感知できるかもしれませんが、このクジラは地震の発生日より前に漂着しているし、クジラと地震が関連しているなら、この4頭だけでなく、日本中のあっちこっちで同じような座礁があるはず。
それにクジラの座礁って統計的に見ると毎日どこかで発生しているんですよね。

専門家の意見も証拠がないとうことですし、地震とクジラを関係づけるほうが難しいように思います。

とはいえ、
どうしてもクジラと地震を関連付けたい人は色々と理由を付けて関連することにしたいみたいですね。
でも、こういう人ってミクロのレベルで物事を見ていて、マクロの視点でみることが欠けているように思います。
あるエリアで他にも同様なケースがあったなら、なんらかの影響があったと推測できるかもしれませんが、たった4個体。それも1か所で発生したことを関連づけることは無理があるように思います。

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