「規程」と「規定」の違いは?

 某銀行に転職した人と久しぶりに会話をしていたら、えっ!と思う話がありました。
それは
「うちの銀行って、”規程”と”規定”の使い方がおかしいんだよね」

ちなみに、それぞれの違いはこんな感じです。

  • 規程:組織や団体内で定められたルールや取り決めを体系的にまとめた文書
  • 規定:ルールそのものや、そのルールを定める行為
簡単にいえば、文書名は「規程」であって、その規程の中の条文が「規定」です。



彼の話によると「規程」という考えかたがなくて、「コンプライアンス規定」とか「人事規定」のように「〇〇規定」という文書があるそうで、

「これに関する規定はどこに定められていますか?」と質問した場合に
普通なら「××規程の第〇条に書いています。というような回答がくるのに、
今の銀行は「〇〇規定」ですと文書名を言ってくるので困るんだよ・・・・」

って頭を抱えていました(笑)。

私も、仕事柄ですが「規程」と「規定」は意識して使い分けていますし、彼も同じように意識して仕事をしていたので、すごい違和感を感じているそうです。

こういう些細なことですが、銀行の場合には規程やマニュアルが整備されていることが重要で、そのときに規程と規定の違いが整理されていないって、当局の印象は悪いだろうな~って個人的に思ったりしました。


コメント