国勢調査って不要な質問事項が多すぎない?

今年は国勢調査の年ということで、我が家にも国勢調査の調査票が届きました。
ということで、早速ネットで回答しました。


ネットで回答してみて思ったことは、統計学的に分析するにあたって、この情報って本当に必要なの?という項目がいくつかあるなということです。
それは、
①氏名
統計学的調査をするにあたって氏名って必要なのでしょうか?日本は〇〇という苗字が多い、名前が多いを調べたいなら戸籍から確認できるわけで、必要ないですよね。
家族の構成だって、夫・妻・長男・長女などのように書けば良いわけだし、もっといえば、入力する人がわかればA.B.Cでもいいんですよ。わざわざ個人を特定されるような氏名を書かせる必要ってあるのでしょうか?

②勤務先の名称
こちらも統計学的に考えれば必要なのは、業種であったり、会社の規模などではないでしょうか。具体的な勤務先名を調べる目的が理解できません。
調査数が少ないなら、会社名をみて修正をするということもあるでしょうが、調査数が多い調査でそれは無理でしょ。
まったく意味がないと思うのですが・・・。

③仕事内容
仕事内容をフリーワードで入力させていますが、統計学的に見てフリーワードで記載されると集計が非常に困難です。
ネットを利用するなら、もっとも近い仕事内容を選択させればいいだけで、わざわざ集計が困難になる方法を採用する理由がわかりません。

④ネットだけ住所を入力させる理由は?
ネットで回答すると最後に住所や電話番号の入力があります。氏名の入力もあるので個人情報の収集としか思えないですね。
何らかの理由で情報漏洩が発生したら、名前、住所、電話番号、勤務先などの情報が全部漏れてしまいます。

国勢調査の回答率が悪いとの報道も出ていましたが、正直、本当にこの情報を収集して意味があるのだろうか?という疑問点と、不必要に個人情報を入力させる怖さがネットでの回答を不安にさせる要因なのではないでしょうか。

また、郵便や調査員に手渡しということもできるようですが、過去に、口頭で情報を調べようとしたり、中身を確認しようとしたというような問題ある調査員がいたように、この人たちを信用できるかといえばNOという人も多いと思います。

ぶっちゃけ、
この調査が本当に必要なら、調査方法や質問内容について見直しをして、もっと効率的な分析ができるような情報収集の在り方を考えないといけないのではと思ったところです。

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