「正倉院 THE SHOW」展に行ってきました

上野の森美術館で開催されている「正倉院 THE SHOW」展に行ってきました。



開催期間は9/20~11/9までなので、会期の半分ぐらいが終わったところです。
この展覧会は正倉院の宝物を扱っているといっても本物の展示はありません。「再現模造」という、現代の名工が宝物本来の姿を成功に再現したものが展示されています。
それでも、入場には長い列ができていたので、正倉院の人気は相変わらずですね。

実は、展示品はすべて「模造品」だということで、行くかどうか?迷っていたいのです。
ただ、蘭奢待の香りを再現したものを体験できるということが気になっていたので、それだけを目当てに行ってきました。

以前、NHKの番組で杏仁の香りといっていたので甘い香りを想像していたのですが、嗅いでみた感じはのは甘さよりもスパイシーな感じがして、だけど、軽い感じがするとういか嫌味な香りがしないスッキリした感じがしました。
杏仁というよりは、シナモンのほうが近いかも。
それにしても、香りを文字にするって難しいですね(笑)



展示物ですが、本物でないものの「再現模造」。
たんなるレプリカと違って、本物と同じ材料や技法を用いて作られているものなので、レベルが全くちがいます。どちらかといえば本物と同じものを作ったといったほうがいいのかも。

見て思ったのは、どうしても本物は時間の経過とともに色が変わったりしているでしょうが、こちらは、作られた当時。正倉院に納められた当時の色合いを知ることができたのは興味ぶかいなと感じました。

たぶん、お値段としても相当なんでしょうね。

期間が限定されたものでなく、たとえば奈良とかで常設で展示してくれればと思う展示会でした。

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