女子サッカーで北朝鮮が優勝!でも「賞金1.6億円」が渡されない金融の裏事情

金融機関で為替業務をしていると、一番気を使うのは「北朝鮮向けの送金をしない」ことです。北朝鮮は国連安保理の規制があるだけでなく、日本は独自の経済制裁を科すなどして絶対に北朝鮮向けの送金を認めないという態度で臨んでいます。

韓国で行われた女子サッカーで北朝鮮チームが優勝しましたが、その賞金はどうなるのだろうと思っていたら、ニュースで報道されていました。

【ニュースの概要】
北朝鮮女子サッカーチーム「ネゴヒャン」は、韓国で行われたアジア・チャンピオンズリーグ決勝で日テレ・ベレーザを破り初優勝した。しかし優勝賞金100万ドル(約1億6000万円)は、国連の経済制裁により北朝鮮が直接受け取ることができず、FIFAとAFCが管理する方針と報じられた。制裁は核・ミサイル開発への資金流用を防ぐためで、賞金は今後の国際大会参加費などに充てられる見通し。またパリ五輪でもスポンサー提供のスマートフォンが制裁に抵触し、北朝鮮選手には支給されなかった。


一般的に「マネロン対策」と呼ばれますが、厳密にはAML/CFT/CPFのことを言います。

ちなみに、それぞれの意味は

  • AML:マネロン対策
  • CFT:テロ資金供与対策
  • CPF:拡散金融対策
のことで拡散金融とは「核兵器や化学兵器などの大量破壊兵器開発・保有・輸出を行う者に対して資金や金融サービスを提供する行為」を言います。
北朝鮮に関しては、核兵器や大量破壊兵器開発が問題になっているので「拡散金融対策」です。しかも、北朝鮮は国連安保理による規制が行われており、FATFでもブラック国。
世界中の国が絶対に北朝鮮向けの取引は認めないという態度で臨んでいます。

それだけに、サッカーの賞金はどうなるんだろう?って思っていたんです。
やっぱり、賞金は渡されないんですね。
調べてみると、日本で試合があった時には、予め「賞金を渡さない」となっていたようですね。

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