全東信の自己破産で考える、意外と知らないクレジットカード決済の仕組み

「全東信」の自己破産問題。
金融機関への影響もさることながら、利用していた飲食店の影響も大きそうです。
マスコミの報道をみていると、報道している記者さんや、取材に答えているお店の人たちはクレジットカードの仕組みを理解しているんだろうか?って思うことも少なくないですね。



クレジットカードの仕組みについて、ざっくりとイラストにしたもですが、そもそもクレジットカードの決済は、「国際ブランド」「アクワイアラー」「イシュアー」の仕組みをきちんと理解していないといけないのですが、意外と知られていないんですよね。

テレビのニュースを見ていたら、「代金はカード会社が受け取っているんだから、カード会社も対応してほしい」とお店の人が言っていました。
気持ちはわかりますが、この方もきっとクレジットカードの仕組みを理解していないんだろうな~って思いました。

今回のイシュアーから送られてきた資金はアクワイアラーに送金されますが、その資金は決済代行会社に渡すような契約になっています。
全東信は、この資金が到着前に、飲食店に売上分を送金していた(融資していた)、そして、イシュアーから送られてくる代金で返済を受けてた、という形みたいですね。
飲食店からすれば、アクワイアラーに比べると、早いタイミングで売り上げを受け取れるメリットがあったのでしょうが、今回は、それが悪い方に働いたようにみえます。

イシュアーからの資金は恐らく破産財団に入金されて、各債務者への分配に利用されるはずです。イシュアーから全東信への入金は確実に行われるでしょうが、銀行側の債務額を見ると、小さな飲食店が受け取れる分配金は、”ほとんどない”という状態になりそうですね。

それにしても、全東信のビジネスモデルで、なぜ、あれほどの粉飾決算をする必要があったのか?どこに資金が流出していたのか?
これから、経営陣などの流用が問題になって、刑事事件化もありそうだなと思っています。



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