NEXCO中日本で発生したETCのシステム障害。
この問題を見て思ったのは、システム障害が発生したことよりも、その後の対応がお粗末すぎること。
この会社にはコンティンジェンシープランがあるの?って疑問に思っていたのですが、結論からいうと、そんなものはなかったようですね。
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NEXCOってコンティンジェンシープランあるの?
正直、ETCがシステムトラブルで利用できなくなる可能性って、絶対に考えられるケースだと思うんですよ。
データセンターの物理的な障害であったり、テロ行為、システムトラブルなど、いろいろとあるはず。実際、銀行とかでもシステムトラブルで振込が完全に止まってしまうとか、Suicaが利用できなくなってしまうというようなケースがあったわけですから、完全に利用できなくなる可能性って否定できないと思うんです。
じゃ、そうなったときにどうするか?は事前に検討しておくべきなんですが、それすらしていなかったって凄いですね。
NEXCOって道路の管理をしているといっても、ETCのシステムを利用していて、利用者のほとんどがETCを利用しているので、立派な「システム会社」でもあるんですよ。
その認識がなかったんでしょうね。
それに加えて、この会社の社長とかの説明。
法律的に通行料を支払わないといけないのはわかるのですが、どうして、ここまで上から目線で言える?と思うような態度なんでしょうね。とおもったら元官僚の天下りなんですね。
一般国民なんて見下しながら経営していたのかな?なんて思ってしまいます。
リスク管理って経営陣の役割であって、必要な指示や予算、人員を配置することが求められているのですが、今回のケースを見る限り、この人にはリスク管理なんて無理なんでしょうね。
正直、今回の問題って経営責任に関わるような問題ですが、財務省が株主になっているんですから、国は株主として経営責任を追及すべきなのでは?って思います。
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